チームXの仕事

バイタルリンク(帝人の主催するSNS=social networking services)を使用します。カルテサマリーをExcelに記載し、バイタルリンク上に載せます。患者、家族、主治医、当直医、訪問歯科医、訪問看護師、ケアマネジャー、介護士、その他関係者間で情報を共有します。当直医は患者または家族からの緊急の電話連絡に際してバイタルリンク上のカルテサマリーと関係者間の情報交換(チャット)を参考にします。


チームX救急隊

チームXに登録した開業医の中から当直医を指定します。当直医は平日の夜間(当日午後7時〜翌日午前7時まで)土曜日の午後〜夜間(土曜日午後3時〜日曜日午前7時まで)日曜日、祝日、夏季休暇期間、冬季休暇期間(当日午前7時〜翌日午前7時まで)の患者または家族からの緊急の電話連絡に対応します。当直医は自宅またはホテルに待機します。チームXに登録したタクシードライバーの中から当直者(診療補佐)を指定します。当直医の指示により、当直医をチームX救急隊自動車で患家に送り届けます。さらに当直医の診療助手として働きます。

3つの選択

当直医は患家からの緊急の電話連絡に際して3つの選択をします。まず患者の訴えを聞きます。次にバイタルリンク上のカルテサマリーと関係者間の情報交換(チャット)を閲覧します。そこで軽症と判断したときは(1)自宅待機の説明をします。また患者の手持ちの薬の中から必要な薬の服薬を指示します。(2)次に診察が必要と判断したときは診療補佐に指示してチームX救急隊自動車で患家へ急行します。(3)基幹病院への紹介が必要と判断した場合は基幹病院当直医へ連絡し、受け入れ可能な基幹病院を探します。搬送先決定後、川崎市救急隊へ搬送の依頼をします。搬送先の当直医へ紹介状を書き、患者または家族に渡します。到着した救急隊員に病状を説明します。すべてが終了した後、診療補佐は当直医を自宅またはホテルへ送り届けます。

川崎市救急隊要請時のプロセス

基幹病院への紹介受診が必要と判断した場合は(1)基幹病院の当直医へ連絡し、搬送先を探します。(2)搬送先決定後に川崎市救急隊へ搬送の依頼をします。基幹病院当直医へ紹介状を書き、患者または家族に渡します。(3)到着した川崎市救急隊員に病状を説明します。川崎市救急隊が基幹病院へ搬送します。