主治医の選任方法
患者が家庭医(最寄りのクリニック)へ通院できなくなった時、次の主治医は患者が決定します。いつ誰に自分の症状を訴えるかは自分自身で決めます。これがフリーアクセスです。通常は家庭医(ファミリードクター)に相談します。家庭医が自分で診療できると判断した場合は家庭医がそのまま診療します。自分の能力を超えていると判断した場合は紹介します。ここでチームXは以下の提案をします。
主治医の選任方法には一定のルールが必要と思われます。
1 患者が何らかの事情でクリニックに通院困難となった場合は、
(1)家庭医がそのまま在宅医療の主治医となります。
家庭医が主治医とならない場合は、
(2)家庭医がチームXの会員の中から在宅医療の主治医を指名します。
家庭医が主治医を指名しない場合は
(3)チームX事務局に主治医の指名を一任します。
2 基幹病院に通院中の患者が基幹病院へ通院困難となった場合は、患者、家族、ケアマネージャー、ケースワーカーにチームX事務局へ連絡していただきます。チームX事務局がチームXのルールに従ってチームXに登録した医師の中から主治医を指名します。
3 患者が家庭医の紹介で基幹病院へ入院し、退院時に通院困難となった場合は、紹介元の家庭医が在宅医療の主治医を指名します。
(1)家庭医が在宅医療の主治医となる
(2)家庭医がチームXに登録した医師の中から主治医を指名する
(3)家庭医が主治医の指名をチームX事務局に一任する
の3つの選択肢があります。
どの方法であれ、指名された医師を在宅医療の主治医と認めるかどうかは患者が決定します。これが原則(フリーアクセス)です。